ハクウンボク(白雲木) エゴノキ科
8月の「澄川の自然」で、この白雲木を何年も観察してきて、初めて今年、満開の花を咲かせて感動と紹介しましたが悲劇が起きました。
9月の末、樹木園に作業があり中流橋から土手を登ってみると、白雲木にシラカンバの木が覆い被さって、崖の淵にへばり付く様に、やっと立っていた白雲木が根元からひっくり返る様な状態になっていました。この白雲木の数メートル先の、土手の上にあったシラカンバが強い風に煽られた様で、中折れしてまともに白雲木を襲いました。
「沢沿いには手を入れない」と言われていたのですが、今までずっと我が子の様に見てきた木を何とかして助けてほしくて仲間有志にお願いしたところ、白雲木保護班が立ち上がり、写真の様に崖の足元に土を入れ,土留めをし、中折れしたシラカンバの根元からロープで白雲木を固定しました。
素晴らしい作業をしていただきました。ありがとうございます。来春、どの枝でもいいので芽吹いてほしいです。切に祈ります。