樹木園の設置
澄川の森には二箇所に樹木園エリアを設けています。
その主な目的は、道内で自生する様々な木を植栽してその成長を観察することにあります。従って、この澄川の森には本来生えていなかった木を観察することができる貴重なエリアともなっています。
課外授業で来森する小学生はここで様々な木に触れて、冬芽や葉の観察を行います。
外来種ニセアカシアの駆除
ニセアカシアは、明治初期に北米から導入されました。
成長が早いため、他の樹種が生育しない厳しい環境の緑化木としてもてはやされ、急激に増えました。そのため在来の木を圧迫してしまうという厄介な問題を引き起こしています。
協会では、「生物多様性を持った巨木の森」作りを目標に、澄川の森全域で外来種であるニセアカシアのほか、クズなどの駆除に取り組んでいます。
ホタルの保護
2006年に、森の中を流れる右精進川でホタルが見つかって以来、協会では川筋を踏み荒らさないよう、保全のために木道を作り、右精進川の水質調査を継続しています。
近年こうした保護活動にも関わらず、森の外の周辺環境の悪化からか、残念ながらずいぶん数を減らしてしまいました。
親子森林教室では、毎年7月開催の時に時間を延長し、夜暗くなるを待って鑑賞会を開催してます。(写真石の上はホタルの餌となるカワニナです)
エゾサンショウウオの保護
2017年4月、澄川の森でエゾサンショウウオの産卵地が見つかりました。
エゾサンショウウオは札幌市の準絶滅危惧種(NT)に指定されており、協会ではその保護に努めています。