世界の林業展
2025年6月5~7日、スエーデンのヨンショピン市で世界最先端の林業展示会が開かれます。37年の歴史ある林業展で、世界中から人が集まります。今年はどこも電気料金が高くなり薪暖房が大きなテーマなようです。
自分の老後の生き方探しにも、福祉の先進国北欧スエーデン、デンマーク、フィンランド旅行をお勧めします。
個人的な意見ですが、北欧の人との交流には社交ダンスが必須です。
世界の最先端林業を代表する機械;ツリーハーベスター(木材収穫機)とは?
この機械を買う時には、森林所有者組合との伐採請負契約書を銀行に見せれば5000万円ほど貸してくれます。償却のため3交代で極夜でも運転します。画像で、キャビンの頭の周りに電気がついているのが見えますか。
木を倒し、枝払いし、組合からの毎朝の指示で板材は4mに、柱は3.6mに、紙パルプ用は2m等に自動で切ります。
材種別の生産量は、キャビン内のPCから組合に夕方まとめて送信して、代金が振り込まれます。時々国の検査員が来て、PCのデータが正しいかチェックされます。コントラクターと呼び日本の20倍の効率です。振り込まれたお金の20%は、2年後の植林や自生が確認されるまで引き下ろしできません。(代表的な例)
森ボラとして学ぶべきこと
北欧の森林保全の主題はコケモモの保全です。最近は法律で他人の森に勝手にコケモモを植えても良いことになり、その保護のためにもタイヤは広く数も多く角を丸くし接地圧を低くし木の根を保護しています。日本の造材作業も昔は冬山でした。雪の上の作業は林地を傷めません。夏場に大人が列になって歩くとリター層(落葉)を砕き、たちまちいわゆる獣道を作ってしまいます。
(文:酒井)