馬と牛 どちらが強い?
2024年11月、森ボラで馬搬見学に行くというので、馬と牛についての話題を書いてみました。
WEBで調べてみると…
牛は蹄が2つ、馬は蹄が1つという蹄の特徴から、牛の方がバランスがとりやすいことが想像できると思います。そのため、傾斜地や坂道を歩くのは牛の方が向いているといわれています。一方、馬は蹄が1つだと前後左右の傾きなどバランスという点で劣りますが、平坦な道を短時間で長距離を移動するには馬の蹄の方が適しています。ちなみに走る速度にも大きな差があります。どのくらい違いがあるのかというと、馬の最高時速は約80kmなのに対して、牛の方はかなり遅く全力疾走しても時速25〜30kmほどです。
私の体験では…
1952年
画像は、会津の農耕馬サラブレッド種です。乗る為の石垣がありました。
子供や慣れない人が乗るとすぐに振り落とします。後退させるのは至難です。
1954年
札幌に来たら、石炭を運ぶ大きなペルシュロン馬に驚きました。
列を作って桑園の踏切を渡る光景は圧巻でした。
1958年
馬搬調査 フォーワーダー集材は木の根を線状に切るが、馬は点々だから森にやさしいと思いました。
2001年
ホンジュラス森林科学大学の毎月の落第生を集めての牛搬実習。熱帯だから朝7時から2時。
二頭立てで制御しやすく、サルキーを付ければ1㎥の運搬が可。使い方次第だと思いました。
2004年
メキシコ森林保全調査40日
中米の馬は皆小さなクオーター種で、おとなしく山に強い。
画像は薪ドロボーの様子です。「森を伐るか人を切るか?」…教育と職業を見つけてあげない限り盗伐は続きます。
(文:酒井)