ミズナラの冬芽 ブナ科
高さ30mにもなる落葉広葉樹。材は硬く、重たい。開拓の頃、伐るのも割るのも、運ぶのも難儀で嫌われ物だった。
しかし近年、大雨など災害時には材が水分を多く蓄え、又、山火事の時には燃えにくく山崩れなどに強く、オーク材として家具やウィスキーの樽などで人気が高まり見直されている。種子はドングリ。古代人の食料として重要だった。又、動物の貴重な食物(リス、ネズミ、カケス、クマ、など)。
昔嫌われものだったけれど、今は、木目が美しく、高級家具材、洋酒樽等に使用されている。
写真の冬芽は今、作業中のE-8地区で傾斜木として伐採された木の枝先を持帰ったものです。
ミズナラの芽の耐寒温度は-30℃、皮は-90℃に耐えられるといわれています。

(写真・文/西野(澄))