澄川の自然

札幌市南区にある本拠地「澄川の森」を中心に、市内清田区にある「有明の森」や出張作業で伺う支笏湖周辺の森、そこで出合った四季折々の山野の花々やさまざまな木花などを、年4回のシリーズでご紹介して行きます。

ノリウツギ/糊空木(ユキノシタ科)

別名サビタとも言います。
中心の小さな花が本物の花で、雄しべと雌しべを付けていて、ピラミット状に咲きます。縁にある4枚の花びらは飾り花です。
昔、この木の内皮から和紙を作る時に使う糊を取りました。

イワガラミ/岩絡(ユキノシタ科)

仲間にツルアジサイがあります。
中心の小さな花が本物の花で、周りの白い花は飾り花です。
ツルアジサイは4枚の花びらですが、イワガラミは1枚です。
長く澄川の森を歩いていますが、昨年やっと発見。ドライフラワーになって雪の上に落ちていました。

ツルアジサイ/蔓紫陽花(ユキノシタ科)

落葉つる性で気根があり、他の木に伝って登る。
中心の花が本物で、 3~ 4枚の飾り花を付ける。
澄川の森では広範囲で見ることが出来ます。

サルナシ/猿梨(マタタビ科)

キウイフルーツの仲間で、秋に霜が降りて淡緑黄色に熟すと甘酸っぱく良い香りがします。
北海道ではコクワと言っています。
他の木に左巻きによじ登ってゆき、絡みつく。
淡いクリーム色の花と、真っ赤な葉柄のコントラストが素晴らしいです。