澄川の自然 夏の植物
コロナ禍で活動日が制限された、春から初夏にかけて咲く植物達を追う事が難しい都市でした。
その中で出会えた花達を紹介します。
アズマイチゲ/東一華(キンポウゲ科)
4月初旬ふきのとうの芽出しの次に、思わぬ所に咲いていました。
一華という名は姫の様に可憐ということです。落葉樹林の多年草。
トケンラン/杜鵑蘭(ラン科)
2年程前の秋、見慣れない葉が小さな群生を作っているのを見付けました。それが今年やっと花を咲かせてトケンランと解りました。
環境省のレッドリストに入っているラン科の植物です。
ギンリョウソウ/銀竜草(ツツジ科、旧イチヤクソウ科)
中流橋に向かう土手に毎年毎年姿を見せます。
山林の少ししめっぽい所にひっそりと花を咲かせます。
葉緑素を持たないので自分で栄養を作る事ができず、腐った落葉から養分を取り入れる腐生植物です。
ササバギンラン/笹葉銀蘭(ラン科)
中流橋に向かう路の、気が付かなければ踏んでしまいそうな所にすっく!と茎を直立させ、他の蘭に比べると大型で葉も花も瑞々しい感じです。