4種程度の木の冬芽について 2020年1月21日 最終更新日時 : 2023年8月22日 nishinos 札幌市南区にある本拠地「澄川の森」を中心に、市内清田区にある「有明の森」や出張作業で伺う支笏湖周辺の森、そこで出合った四季折々の山野の花々やさまざまな木花などを、年4回のシリーズでご紹介して行きます。 キタコブシ/北拳・辛夷(モクレン科) 北海道に春を告げる木。冬芽はふわふわの毛のコートを着込んでいる。桜より早く白い花を枝いっぱいに咲かせ、甘い香りを漂わせる。 ホオノキ/朴の木(モクレン科) 冬芽は、芽鱗という革のような手触りをした2枚の皮に包まれていて、春暖かくなるとはがれ新芽が出てくる。ホオノキは樹高も葉も花も他に比べてビッグサイズ。最近は葉に含まれる成分が美白化粧品に利用されている。 ミズナラ/水楢(ブナ科) 北海道を代表する落葉広葉樹、ドングリの木。冬芽は枝先に3個から7個くらい付いている。新芽が遅霜にあっても素早く次の葉が出て来るとか。 エゾヤマザクラ/蝦夷山桜(バラ科) 北海道を代表する桜。赤褐色の若葉と同時に淡紅色の花が開花する。冬芽は卵型~長卵型で花芽はやや丸みがある。