4種程度の木の冬芽について
札幌市南区にある本拠地「澄川の森」を中心に、市内清田区にある「有明の森」や出張作業で伺う支笏湖周辺の森、そこで出合った四季折々の山野の花々やさまざまな木花などを、年4回のシリーズでご紹介して行きます。
キタコブシ/北拳・辛夷(モクレン科)
北海道に春を告げる木。
冬芽はふわふわの毛のコートを着込んでいる。
桜より早く白い花を枝いっぱいに咲かせ、甘い香りを漂わせる。
ホオノキ/朴の木(モクレン科)
冬芽は、芽鱗という革のような手触りをした2枚の皮に包まれていて、春暖かくなるとはがれ新芽が出てくる。
ホオノキは樹高も葉も花も他に比べてビッグサイズ。
最近は葉に含まれる成分が美白化粧品に利用されている。
ミズナラ/水楢(ブナ科)
北海道を代表する落葉広葉樹、ドングリの木。
冬芽は枝先に3個から7個くらい付いている。
新芽が遅霜にあっても素早く次の葉が出て来るとか。
エゾヤマザクラ/蝦夷山桜(バラ科)
北海道を代表する桜。
赤褐色の若葉と同時に淡紅色の花が開花する。
冬芽は卵型~長卵型で花芽はやや丸みがある。